おはよう。
今日はイケハヤさんの「初心者向け NFT入門書」って本を紹介するよ。
そもそもNFTって何?
実は僕もよくわからなかった。
でも、NFTって言葉は耳にするので気になっていたの。
そこで、この本を発見したってわけ。
OK!僕も一緒に読んで、NFTについて勉強するよ!
「NFT入門書」の書評まとめ
ざっくり言うと
NFTのメリットは
- 歴史に刻まれて改ざんできない。
- 売買されるたびに収入を得られる。
- クリエイターの新たな収入源になる。
NFTのデメリットは
- 詐欺師がたくさんいる。
- 日本市場はまだ規模が小さい。
- 制度が固まっていない。
そのうえでNFTに挑戦したい人のために
- NFTの買い方、売り方
- NFTの投資の仕方
- NFTクリエイターのなり方
を解説。
最後に
「みんなでNFTをやろう!こんな面白いイノベーションなかなかないぞ!」
ってメッセージ。
って感じ。
イケハヤさんは、NFTの売買、投資、クリエイターとすべて現在進行形。
なので、知識もさることながら、NFTに対する愛情も感じる。
イケハヤさんは、ブログ黎明期からブログを始めたり、ビットコインが30万くらいの時も投資していたり、先見の明がある人なんだよ。
じゃあ、NFTも数年後、ブレイクするかもね!
ということで、投資が好きな僕としては、イケハヤさんの「NFT入門書」に興味を持ったというわけ。
例のごとく、読んだ内容聞かせて!
OK!まずはNFTの基本的なところと、僕の興味のあるNFT投資についてをピックアップして話すね。
「NFT」って何?
NFTとは
NFTとは、「Non Fungible Token」の略。
- Nonは「~でない」
- Fungibleは「代替可能な」
- Tokenは「目じるし」
要するに「代わりが効かない目じるし」ってこと?
そう。シリアル番号が振ってある、世界に1枚しかないデジタルデータなんだよ。
これは、ブロックチェーンという技術により実現しているよ。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは、「誰かが取引データをいじらないように、複数のコンピュータで見張りをする情報技術」のこと。
ブロックチェーンでNFTを管理するときは、それぞれのNFTに「トークンID」という数字の羅列をくっつける。
この「トークンID」という番号は、絶対に変わることがない。
僕の仕事でも、誰が最後にエクセルの更新をしたか、わからなくなることよくあるよ…
あるあるだね。でも、ブロックチェーンの技術を使うと、誰がミスったか、悪いことしたかとかも全部バレる。
メリット・デメリット
メリット
・歴史に刻まれて改ざんできない。
イケハヤさんの運営するNFT「#014 Crypto Ninja」の例。
実はこのNFT、EXILEメンバーの関口メンディーさんが買ったんだよ。
じゃあ、僕も欲しい!
そうなるよね。
関口メンディーさんが買った情報は絶対に消えないし、改ざんもできないんだ。
だから信用できて、NFTの希少価値も高まるんだよ。
・売買されるたびに収入を得られる。
NFTには、「転売ロイヤリティ」という仕組みがある。
例えば、リーマン君が作ったNFTを僕に売ると、リーマン君に1万円入る。
1万円儲かった!
そのNFTを、僕が10万円で誰かに転売する。
すると、リーマン君は何もしていないのに、10万円の10%である1万円がリーマン君に入る。(ロイヤリティ10%の場合)
さらに1万円儲かった!
こうやって転売されるたびに、クリエイターが儲かる仕組みなんだ。
・クリエイターの新たな収入源になる。
NFTは、1点10万円で売れて当たり前の世界。
日本でも、人気のあるクリエイターの作品なら1点50万円以上で売れているそう。
クリエイターってなかなか稼げないイメージあるけど、これで稼げるかもね!
デメリット
・詐欺師がたくさんいる。
自分のお金が無くなることはよくあるそう。
せっかく作ったコレクションをいじれなくなることもある。
ちょっと怖いよ!
「秘密鍵」「シードフレーズ」のようなパスワード類は厳重に保管だね!
・日本市場はまだ規模が小さい。
日本人で本気でNFT投資をしている人は100人くらいしかいない。
海外では、億単位でNFT投資をしている人がたくさんいる。
NFTで稼ぎたいなら、海外の市場をリサーチしながら投資やコレクション運営をしないといけない。
僕は英語できないなあ…
ちょっとここはハードルだね。
でも目的のない英語の勉強より、「NFTを理解して投資する」って目的をもって英語の情報に触れれば、吸収が早いかもよ。
・制度が固まっていない。
NFTの権利関係に関する制度は、かなりグレーゾーン。
現時点で押さえておくポイントは、
- NFTはデジタルデータの所有権。
- 著作権や商用利用権は譲渡されない。
- 購入者に移るのは、あくまでデジタルデータの所有権だけ。
って感じ。
NFTの権利は「原画の所有権と同じ」とすると理解しやすい。
権利関係はちょっと難しい…
今のところは、上に書いたポイント3つだけ覚えておこう。
「NFTの買い方・売り方」はどうやるの?
DYOR(自分で調べてね)
DYORは「Do Your Own Research」の略。
「自分で調べてね」という意味。
なぜかというと、初心者質問をすると詐欺師が群がってくるから。
そもそもOpenSea(NFTを売買できるマーケット)を使った売買方法はググればわかる。
だから、自分で調べるクセをつけよう。
OpenSeaから始めよう。
世界で一番大きいNFTマーケット。
手数料も2.5%と低いのでおすすめ。
OpenSeaというマーケットの上に、イーサリアムとポリゴンの2つのブロックチェーンがある。
OpenSeaという海に、イーサリアム島とポリゴン島があるイメージ。
最初はポリゴン島から始めたほうがいいって。
イーサリアムの特徴
世界で最も利用されている超定番のブロックチェーン。
ただし、ガス代(手数料)がとても高い。
「作品を買う」だけで5000円、タイミングによっては1万円くらいかかる。
なぜそんなに高いの?
高い手数料を払ってでも、NFTを欲しがる人がいるんだ。
高い手数料を払っても、手に入れたNFTを転売したら2~3倍以上になることもあるんだって。
ポリゴンの特徴
手数料無料。
そのかわり、マーケットがとても小さい。
OpenSeaで取引ボリュームを比較すると、イーサリアム100としたらポリゴンは1。
結論
ポリゴンは練習として使おう。
基本、イーサリアムを使うと考える。
手数料が高くてもイーサリアムの方が稼げるからね。
NFTを売買するときの注意点
「秘密鍵」と「シードフレーズ」の管理を徹底する。
秘密鍵とは
自分の資金を移動させるときに、本人確認のために必要となるパスワード
シードフレーズとは
端末が壊れたときに、仮想通貨ウォレットを復元させるのに必要なパスワード
もし紛失すると、
- 売上がなくなる
- 端末が壊れたときに、アカウントを復元できなくなる。
- 他人に知られると、売上を盗まれるだけでなく、コレクション運営もできなくなる。
- 秘密鍵、シードフレーズのどっちかがないと、新作を作っても公開できない。
- 積み上げてきた売上も取り出せない。
じゃあ、どうやって管理するの?
アナログだけど、紙に印刷して、金庫に保管が定番だよ。
もし紛失したら、基本的には新ウォレットを再作成する。
他にも、秘密鍵とシードフレーズを狙った詐欺手法もたくさんあるから要注意!
次の段落で詐欺手法についても話すからよく聞いてね。
要チェック!
ちゃんとメモしとくよ!
「NFT投資家」になるには?
NFTの選び方
ポイントは、5年後に消えない作品を選ぶこと。
イーサリアムの中で、長期保有できそうなNFTを選ぶといい。
前回聞いた「教養としての投資」の長期潮流の考え方と近いね。
愛着を持てるNFTをガチホ(長期保有)するのがおすすめだよ。
もちろん暴落も考慮に入れてね。
NFTに関するトラブル事例
セルフGOX
自分の不注意で資産を取り出せなくなったり、紛失することを言う。
秘密鍵やシードフレーズをなくすと、端末が壊れたときウォレットを復元できなくなる。
・対策
OpenSeaのコラボレーター機能を使うといい。
サブアカウントをコラボレーターとして入れておく。
メインアカウントが使えなくなった時、サブアカウントから操作できる。
誤送金によるセルフGOXも要注意!
よくやらかすのが、ポリゴンのETHをコインチェックに送ってしまうケース。
ポリゴン島のETHは、イーサリアム島のETHに両替しないと円に換金できないんだ。
アメリカで香港ドルが使えないみたいな感じかな。
使えないだけならまだいいけど、消えるからね!
偽サポート
偽サポートは、超定番の詐欺手法。
ツイッターで「Metamask」という単語を入れてツイートすると、詐欺師からたくさんのDMやリプが来る。
「私がサポートします」と連絡が来て、「秘密鍵とシードフレーズを入力してください」となる。
覚えてるよね。「秘密鍵とシードフレーズは厳重に管理!」。
要チェック!
偽サイト、偽アプリ
特にGoogleの検索広告が悪用される。
例えば過去の例だけど、OpenSeaと検索窓に入力すると「Opensae.com」と言うサイトが広告枠に表示されていた。
よく見ると、オープンシーでなくて、「オープンサエ」。
このような偽サイトは、必ず秘密鍵とシードフレーズの入力を求める。
最悪なのは、DNSハイジャックと言って、URLが全く同じなのに偽サイトに入れ替わってしまうものもある。
しつこいけど、とにかく秘密鍵とシードフレーズは絶対に入力しないこと!
ちなみに、仮想通貨系のアプリもほとんど偽物。
偽のプレゼントキャンペーン
「ビットコイン当たりました!」といったDM。
結局、シードフレーズの入力を求められる。
このようなDMは、インフルエンサーの偽アカウントでオファーが来ることがある。
偽イケハヤさんも存在するそうなので要注意!
偽イケハヤさん出てきたら、引っ掛かっちゃうよ!
マルウェア
シードフレーズや秘密鍵を盗むウイルスがある。
実際にあったケースで、
- 詐欺師がNFTクリエイターに仕事を依頼。
- 「作品のイメージを添付ファイルにまとめているので、ダウンロードしてください。」とZIPファイルが届く。
- これをクリックしてウイルス感染。
これで端末をハッキングされて、資産を盗まれてしまったとのこと。
・対策
- 怪しいファイルは絶対開かない。
- 余計なアプリ入れない。
- 仮想通貨専用のパソコンを買う。
- Windowsはウイルス攻撃が多いのでMacがおすすめ。
- ウイルス対策ソフトを入れる。
ラグプル
ラグ(絨毯)を引いたら(プル)、みんなが転ぶイメージ。
例えば、
- 「新しいプロジェクトをリリース!0.2ETHで売ります!」という企画が出る。
- たくさんの人がNFTを買う。
- 作品が売り切れたら、プロジェクトが消える。
というパターン。
・対策
新興プロジェクトへの投資は慎重に。
著者のイケハヤさんですら、引っ掛かりそうになったことがあるくらい魅力的に見えるらしい。
まとめ
まとめると
NFTのメリットは
- 歴史に刻まれる世界で1点もののデジタルデータを持てる。
- クリエイターが収入を得られる仕組みがある。
NFTのデメリットはこれ
- 詐欺師が多い。
- 現時点では投資するなら海外市場。
- 法律が未整備のため、トラブルの可能性あり。
そのうえで
NFTの買い方、売り方
- まずはOpenSeaのポリゴンで練習。
- 慣れてきたら、イーサリアムで本番。
NFTの投資の仕方
- 5年先も消えない商品を選ぶ。
- 気に入ったNFTをガチホ(長期保有)。
- トラブル事例を事前に押さえとく(セルフGOXなど)。
最後に
- 「みんなでNFTを盛り上げよう!こんな面白いイノベーションなかなかないぞ!」
ってメッセージ。
ってとこ。
他にも、NFTの展望なんかもあって、どんな風に社会に浸透していくかについても書いてあるよ。
今のうちにNFTを勉強しておけば、将来の新しい仕事にも繋がるかもね。
そうなんだ。
だから、NFT以外にも、仮想通貨、ブロックチェーン、メタバース、DAOなどの本も探してみるね。
僕も興味わいてきた。新しいテクノロジーの本、読んでみるよ!